白鳥
2011年3月29日
安曇野には冬になると、白鳥がやってきます。
今シーズンもたくさんの白鳥たちが飛来しました。
春になるとシベリアへ帰って行くのですが、
その北帰行はもう始まっています。
私がよく白鳥たちに会いに行く田んぼには、今日も沢山のカメラマンの方々がいました。(そんな中で、携帯で撮るのはちょっと恥ずかしいような...)
その田んぼのそばには、怪我をして飛べなくなった白鳥の
"ピーちゃん"と"福ちゃん"が保護されています。
ハウスの中ですが、よく動く方がピーちゃんで、毎日通っていた時には、
声を覚えてくれたのか、「ピーちゃん!」と呼ぶと返事をしてくれました。
一方、福ちゃんは寡黙で声もほとんど聞かせてくれませんでしたし、
水のある方にいて近くに来ることはありませんでした。
今日は珍しく、福ちゃんが水からあがって近くに来て、声も聞かせてくれたのに、
ピーちゃんの返事がいまいち元気がなく、座ったままでいました。
おかしいな?って思っているところに、いつも白鳥たちの世話をするおじさんが来て、ピーちゃんの異常に気が付きました。
おじさんが抱き起こしたピーちゃんの足には、ネットの網がからまっていました。
よく見ると、左足を上げています。
おじさんが大好きなピーちゃんは、おじさんがいるほうのネットをかじったりして破いてしまいます。そのネットがほつれて垂れ下がっていたのが足にからまったようでした。
無事、おじさんにネットを外してもらい歩けるようになったピーちゃん。
足がしびれたのか、しばらくはびっこをひいていました。